2ベイと4ベイNASどっちが最適?
すでにNASが"家庭用クラウド"として機能することは理解していても、実際に選ぶ段階で「2ベイで十分なのか、それとも4ベイを選ぶべきか」と迷いが生じます。
本ブログの目的は、こうした迷いを持つ家庭ユーザーに向けて、現実的な使用シーンと長期的な視点から、2ベイと4ベイのどちらが適切かを整理し、判断の助けとなる明確な指針を提供することです。
先に結論
家庭でNASを導入する際、最初に考えるべきは「いま必要な容量」と「今後3〜5年での使い方」です。

2ベイが適しているケース
- 写真やフルHD動画を中心に保存したい
- 家族の同時利用は限定的で、アクセスが重なる場面は少ない
- 初期費用を抑えつつシンプルに運用したい
4ベイが適しているケース
- 4K動画や大容量のファイルを保管し、複数人が同時に利用する
- 監視カメラの録画や、家庭内メディアサーバーとしての用途を想定している
- 今後アプリや追加機能を使う予定がある、または段階的に容量を増やしていきたい
つまり、容量ニーズが小さくシンプルに使いたいなら2ベイ。データが増え続ける見込みがあり、複数人で本格的に使いたいなら4ベイが安心です。
家庭用NASの選択における考慮事項
NASの選択はスペック表の比較よりも、家庭での使い方をどのように想定するかが決め手になります。
- 必要容量を見積もる:現在のデータ量に加え、今後3〜5年間でどれくらい増えるかを考えます。
- データ保護の優先度:「データを絶対に失いたくない」という考えならRAID構成を前提に選ぶ必要があります。RAIDの種類によって冗長性や再構築時間に大きな違いがあるため、用途に応じて構成を見極めることも重要です。詳しくは、NAS raid おすすめをご覧ください。
- 同時利用の有無:家族による同時視聴、並行バックアップなどの要件を評価します。
- 拡張性:将来的にベイを追加したり、ドライブを段階的に増設したりする余地を確認します。
- コスト全体を意識する:本体価格に加え、HDD費用、電力消費、交換部品を総合的に計算します。
まとめ
- 3〜5年で実効容量が8TB以下なら2ベイ
- 4K同時視聴3本以上で監視カメラ常時録画がある場合ら4ベイ
- 将来の拡張や複数用途を見込むなら4ベイが安心
家庭ユースケース別シナリオ
NASを家庭に導入する目的は人それぞれです。
家族の写真バックアップとスマホ容量の解放
- 状況:スマートフォンの写真や動画を自動で集約したい。家族全員が同じ場所にデータを保管できれば十分。
- 推奨構成:UGREEN 2ベイNASをRAID1で運用。最大 60TB の大容量だから、画像なら2,000万枚(1枚3MBの場合)、ファイルなら6200万枚(1部1MBの場合)、動画なら40,000本(1つ1.5GBの場合)が保存可能。
{{UGPRODUCT}}
家庭内での映画・動画ライブラリ共有
- 状況:リビングのテレビや子どもの部屋から、NASに保存した動画を同時に再生したい。
- 課題:複数人が同時にアクセスすると負荷が高くなる。特に4K動画は帯域や処理能力を求められる。
- 推奨構成:UGREEN 4ベイNAS DXP4800 Plus。ストレージ容量は最大136TBに対応。CPUには第12代インテル® Pentium® 8505を採用しています。10GbEと2.5GbEのデュアルネットワーク構成により、大容量ファイルの転送や複数デバイスからの同時アクセスを快適に実現。最大転送速度1250MB/sを誇り、業務の効率化を促進します。
{{UGPRODUCT}}
学習用データや動画編集素材の一時保管
- 状況:オンライン学習の動画や写真編集のRAWデータをNASに保存して活用したい。
- 課題:大容量データの出し入れが多く、書き込み速度と容量のバランスが重要。
- 推奨構成:4ベイNASをRAID5で運用。容量効率を高めつつ、大きな素材も余裕を持って保存できる。
ホームセキュリティと監視カメラ録画
- 状況:自宅に複数台の監視カメラを設置し、録画データをNASに集約したい。
- 課題:常時書き込みが発生するため、HDDの耐久性と冗長性が重要。
- 推奨構成:4ベイNASをRAID5またはRAID6で運用。監視用途に適したHDDを選ぶことで安定した稼働が期待できる。
このように、用途に応じて必要な容量や冗長性の水準は大きく異なります。写真や動画のバックアップが中心なら2ベイで十分ですが、映像配信や監視録画を視野に入れるなら、4ベイを選んだ方が長期的に安心です。
よくある誤解と対策
誤解1:RAID1ならバックアップは不要
実際には、RAID1はHDDの故障から守る仕組みであり、データ消失を完全に防ぐものではありません。誤って削除したファイルやランサムウェアによる暗号化には無力です。
対策:NASの冗長性をバックアップと混同せず、クラウドや外付けHDDなど別媒体にもコピーを残す「3-2-1ルール」を実践する。
誤解2:ベイ数が多いほど速度が速い
実際には、速度を決める要素はネットワーク帯域やHDDの種類が大きく、ベイ数そのものではありません。家庭用途では2.5GbEやSSDキャッシュの有無の方が影響します。
対策:速度を求めるなら、マルチギガ対応ルーターやスイッチの導入、CMR方式のHDD選定を優先する。
誤解3:どのHDDでもNASに使える
実際には、一般的なPC向けHDDとNAS用HDDでは設計が異なります。NAS用は24時間稼働やRAID再構築を前提に作られており、耐久性に差があります。
対策:NAS用に設計されたHDD(例:Western Digital RedやSeagate IronWolf)を選ぶ。
まとめ
家庭でNASを導入する意義は、データを安全かつ便利に保管し、家族全員で快適に利用できる環境を作ることにあります。その視点から、自分の利用シーンを振り返り、2ベイと4ベイのどちらが最適かを判断してください。
